サロン経営を始めよう!そう思ったけど、何からしたら良いのかわからない。

いくら必要か実際のところよくわからない。

そんな方に、参考になればと私の実例を含み開業にかかるまでに費用をざっとまとめてみました。

もちろん削れるところもたくさんあるので、ご自身のサロンに沿って削ったり、あげたりしておおよその費用を捻出してみてくださいね。

融資を受けた方が良いかよく聞かれるのですが、私的には最初開く際はできれば貯金内で行うことをオススメします。サロン経営は最初三ヶ月ほどは赤字経営が多いです。お客様が定着するまで、この期間はどうしても仕方ないのですが、ローンを背負ってしまうと焦りから経営に集中できなくなります。
冷静に自分のサロンを見つめるために、まずは自分の貯金内で。売上上がってきたら、資金をプラスして拡大していくことをオススメします。

この記事を読み終わるまでの目安時間は10分〜20分です。

サロン開業にかかる費用

何よりも、資金です。

ネットで調べるといろんな意見がありますが、私的にこのぐらいあれば大丈夫だろうと思う資金を独断と偏見でまとめました。いや、あるにこしたことはないんですけどね。でも、資金が集まるのを待っていたら、サロン開業までのモチベーションが下がり、結局達成に至らなかったりしますから。

 

資金は個人開業(個人事業主での開業)をベースとして計算しています。
※株式や合同会社など法人にしたい方は+100万ほど見積もっておいてください。ただ最初から法人にするのはあまりオススメしません。その理由はまた別記事にでもあげます。

開業にかかる資金一覧

■店舗物件費用

都内であればベッド一つ置けるスペースでだいたい10万〜20万円
これに敷金・保証金(十ヶ月が多い)礼金を含んで、10万円の家賃の店舗物件を借りるとしてかかる費用は120万円ほどです。

自宅であればかかりません、が!分譲マンションの場合、店舗利用不可のところがあるので必ず管理会社に問い合わせておきましょう。これによるトラブル事例が多く、せっかくお客様がついて売上が上がったのに閉店せざるを得ないことが多いです。

さらに、店舗をサロンに仕立てるために改装する方は、これに費用がプラスされます。
改装期間は大体一ヶ月ほどかかるので、改装費用+一ヶ月分の家賃になります。

業者に頼むと高いですが、ケチっていいところと自分でやれる範囲は最初にしっかり決めておきましょう。

時は金なり。慣れない作業を貴方が2日かかることを、業者は2時間で終わらせてくれます。
その間、貴方には貴方しかできないサロンのためにやることがたくさんあるはず。

 

■内装費用

実際、初期費用で一番セーブできるのがこの内装費用です。
物件費用は大家さんとの交渉にもよりますが、ほぼ下回ることは不可能に近いです。
なので、物件費用を抑えることを早々に諦めて、内装費用をどう浮かすかを考えた方が効率良いです。

サロン経営の場合、内装費用がかかる順番としては

美容室>エステサロン>ネイル、マツエクサロン>マッサージサロン の順番になります。

まず美容室に関しては、保健所からの決まりごとが多いので必ず目を通しておいてください。
水道施設や床、間取りも細かく規定されています。
これに関しては、素人が水道工事は無理なので美容室内装工事を手がけたことがある業者に頼むのが一番てっとり早いでしょう。スケルトン物件でなく、居抜きであれば工事費がかからない場合もありますので、居抜き物件を探すのも手です。

エステサロン、ネイルサロン、マツエクサロン、マッサージサロンに関してはほぼ同率に近いのですが、単価が高いサロンほど内装費用も上がります。

内装の価値は値段に比例します。
貴方自身が全国的に有名なら別ですが、豪華な内装であればあるほど価値にプラスされ、簡素な内装であればあるほど価値にマイナスがかかります。

オリーブスパやホテルのスパが高いのは、一等地でみれる景色と店舗施設の豪華さの価値がプラスされ、お客様自身がその価値を払っても受けたいと思うからです。
技術自体が他のサロンに負けていなくても、価値というのはお客様が決めるもの。雰囲気補正として内装は必須になります。なので、単価をあげたいという方でしたらこの内装自体をケチらない方がオススメです。

ちなみに、都内(自由が丘、表参道、青山、恵比寿、銀座、白金)は内装にお金をかけているサロンが数多くあり、雰囲気補正を大事にされるお客様が多く来店されます。
気になる方は自分のだすエリアのサロンのホットペッパーなどの口コミをよく見ておきましょう。
技術だけじゃなく、店の雰囲気や内装に関して多く書かれていたら要注意です。

内装を抑えるコツ

業者に丸投げすればするほど、高くなるのが内装費用。
どこまで自分で仕上げるかが内装費用を抑えるコツになります。

また業者に頼む場合も1社だけでなく必ず何社かに見積もりを頼んでください。
美容系の内装業者は適当なところが多く、工事途中で連絡が取れなくなったり、後のサポートも契約に入ってたのに潰れたりするところが多いです。実際私も4店舗目を出す際にやられました。
相場は必ずあります。見積もりを出しておおよその相場を知ったらそれを下回る業者は何かしらを抑えて施工しています。それが材料費ならまだしも、人件費だったら途中でその施工スタッフが辞める危険性があります。

業者に頼むべき工事

■水道・電気を含むもの(専門的な知識が必要なもの、看板など電飾を使いたい方も業者に任せた方が○)

■仕切りなどお客様から見えるところ(内装費用効果に値します。受付や待合室などは途中から改装しにくいので最初に作り上げてしまうことをオススメします)

セルフで行える工事

■収納などの見えない箇所(タオルスペースなどカーテンで仕切ってしまうところは簡素でOK,自分で行ってもそこまで時間はかかりません。電動ドライバーを一つ買っておくとだいぶ時間が節約できます)


壁面収納は私も使いました。それっぽく見えるし、収納もできるしで使い勝手よかったです。

■壁紙(最近はセルフ壁紙も増えてきましたのでセルフ施工可能、ただ面倒です・・面倒なのを抜けばセルフでやれば20万ほど節約できます)

■靴箱などの小物(ネットとニトリとイケアを駆使しました。取り付けも簡単です。ただイケアはおしゃれなのが多いのですが基本的に壁に穴を開けるものばかりなので注意が必要です)

■看板(私の場合はデザインはフォトショで無料フォントと無料素材を駆使し作成→業者にプリント依頼して自分で貼りました。窓看板などは足場的に不可ですので業者頼み。デザインはできるのであれば自分でやれば10万円ほど浮きます。外に置くタイプの立て看板は簡単にできるのでまずはここからやってみるのも手です。)

 

■商品・機械費用

一番考えて楽しいのがこの商品や機械費用。

サロンを運営するにあたって、売りになるポイントにもなります。
美容室であれば、カラー剤やトリートメント。
エステやマッサージであれば、オイルや化粧品。
マツエクやネイルであれば、ジェルやラッシュなど。

どこのメーカーのものを使うかで、そのサロンの「売り」ができ「費用効果」も高くなります。

自分で自身があるメーカーでも良いですし、検索キーワードが高い商材を使うのも手です。
その商材のファンのお客様がわざわざ調べて来店されることもあります。

私が経営していて、多かったキーワード商材を例にあげておきますのでよろしければ参考にしてください。
※流行によって変化しますので、あくまで一例として

美容室(イルミナカラー・ケラスターゼ・ハホニコ・水素トリートメント)
エステ(アロマオイル・幹細胞コスメ・キャビテーション)
マツエク(3Dラッシュ・セーブルエクステ)
ネイル(カルジェル・バイオジェル・3Dアート)

ネイルに関しては、カルジェルとバイオジェルが強いです。
これを求めて来店される方が多数います。ただ、他のジェルに比べ仕入れ値が高いのでサロンのメニュー単価と見比べて考えてみてください。

ネイルに関してはプロ用ネイル用品卸問屋【TAT】を登録しておくと便利です。技術セミナーなども参加できます。

エステ・美容室で高くつくのが機械費用。リースという手もありますが、リース契約は3年と長期間の場合がありますので流行の機械(廃れてしまうもの)は要注意です。
またエステサロンでオールハンドであれば、機械は必要なくなるのでかなり抑えられます。

時間があるのならば、一度展示会に行ってみるのも手でしょう。
美容系商材で最大大手はビューティワールド(東京・大阪・博多で開催)ですので、時期が合えばぜひ行ってみることをオススメします。
(事前入場をネットからしておくと無料です)

 

■広告費用

店舗費用と続いて、一番ケチってはダメなのがこの「広告費用」です。
サロンの認知度は広告にかかっています。
いくら良いものを提供していても、認知度が低ければ口コミも広がらない。
まずは、サロンがここにあるよ!と必ず認知させせることが重要です。

有料広告

サロンホームページ(業者に頼むと10万円〜、自分で作成すれば1万円ほど)
エックスサーバーが安くてオススメです

ホットペッパービューティ(地域によりますが、大体5万円〜)
ぱどなど地域広告(地域によりますが、大体6万円〜)
電車など中釣り広告(地域によりますが大体10万円〜)
チラシ(手書きであればデザイン費0円、印刷代が3万円ほど、配るのがセルフなら0円、業者に頼むのであれば+3万円ほど)
minimo(ミクシイが出しているサービス、美容室やネイル、アイサロンは強いのでとりあえず出してみると良いです。一人来店につき500円の手数料)

無料系広告

フェイスブックページ(広告を出さなければ無料)
ツイッター、インスタグラム(広告をださなれけば無料)
ライン@(基本無料)

無料と有料の違いは、成果効果の違いです。
無料の方がやはり効果は低く、有料の方が効果は高いです。
ただし、SNS系(インスタグラムやフェイスブックページ)はお客様の定着率にも上がるので、最初に作っておくと後々効果を発揮していきます。

美容室やネイルなどはホットペッパービューティーが強すぎて、出さない理由がないぐらいです。
高いと思うかもしれませんが、そのぶん効果も高いのでここは必要経費だと思い出しておくとベターです。

※自宅サロンや無許可サロン(管理会社から店舗物件として認められていない)の場合は、広告が出せないので要注意です。住所が知られてしまうリスクがあります。

 

■雑費費用

トイレットペーパーやサランラップなど絶対的に必要となり消耗品類も最初は一気に揃えるため、かかりますが後々はそこまで圧迫しません。

ただ、これはお客様が増えれば増えるほど発注が多くなるので、安めのところを探しておくのも手です。
自分で買いに行くよりネットが便利(クレジットカードも使えるし、安い!)

私は急ぎのものはアマゾンプライム
余裕があるものはまとめて注文するので、「コーナン」や「西友」「ドンキホーテ」に発注します。

アマゾンプライムは年会費だけ払っておけば、当日中に届くので忙しくて買い出しにいけない時に重宝します(ただし安くはない)あと、地域によって対応してないところがあるので、事前に調べておくと良いでしょう。

■人件費

人を雇うのであれば、必ずかかるこの人件費。
ちなみに、美容サロンは人件費率が50パーセントと言われています。
サロンに顧客がつくのもありますが、人材にも顧客がつくので、この人件費率を下回ると大切な従業員を手放してしまうことにもなりますので要注意です。

もちろん一人でやるぶんには人件費はかかりませんので、最初は一人でやるのも手でしょう。
ただし、後々のことを考え一人でしか行えない環境ではなく何人かお客様を入れられるように内装を作っておくと便利です。

 

実際にサロン開業にするにあたっていくらかかる?

一人でやるのであれば、200万円あれば足りるでしょう。

また自宅でやる場合は、初期投資額は100万円未満で済むこともあります。

一番リスクが高いのがスタッフを雇い、物件を借りることですがこの場合でも人数によりですが300万円あれば足りると思います。

開業資金はなるべく、自分の貯金内で融資を受ける際は融資分は今後の資金に当てておいた方がリスクがないです。

下記に私が最初に店を出した際の費用を載せておきますので、ぜひご参考にしてみてください。

条件は、「都内・52平米(スタッフルーム含め)・従業員三人・エステサロン」で出しています。

この店舗は初店舗だったのにも関わらず、今でも毎月400万円を売上げるサロンになっています。
赤字だったのが最初の二ヶ月、三ヶ月目からは黒字復帰しています。

(例)私の場合の開業にかかった店舗費用

スタッフ三人、ベッド数3、平均単価八千円、平均一ヶ月売上設定250万円

店舗家賃      230,000
初期費用   1,380,000(敷金2、保証2、礼金1、次月分家賃1)
改装費用    350,000(カーテンレール、受付台、ドア取り付けは業者。メイク台、壁紙は自分で)
内装費用   12,0000(ベッド3つ、椅子、収納ボックス、カーテン、ハンガーラック、ライト)
機械費用    800,000(エステ機器3種類、ホットキャビ2、スチーマー1、精製機1)
商品費用   100,000(化粧品、オイル、ジェル、ベッドシーツ)
雑費費用   80,000(タオル、ラップ、トイレットペーパー、消臭スプレー、石鹸など)
人件費    600,000(スタッフ三人分の人件費一ヶ月分)
広告費    80,000(ネット広告、ホームページ、チラシなど)

合計    3,740,000(374万円)